「サステナビリティの申し子」が、外資系コンサルを辞めてまでTBMにジョインしたワケ

2020 5/03

こんにちは。株式会社TBM コーポレート・コミュニケーション本部の村上です。当企画では、TBMで働く人たちを知って頂くために、TBMのメンバーにインタビューを行います!今回はPwC JapanからTBMへ2018年にジョインし、コーポレート・コミュニケーション本部 サステナビリティ・アクセラレーターとして活躍している羽鳥さんにお話を伺いました。(2018年9月にインタビュー実施)

PROFILE
羽鳥徳郎/コーポレート・コミュニケーション本部 マネージャー
慶應義塾大学法学部を卒業後、2015年にPwC Japanに入社。
サステナビリティコンサルタントとして、官民、業界、領域を問わず、多岐にわたるサステナブルな活動を支援。特に、ESG投資とサステナブルサプライチェーンの領域において、複数のクライアントに対して体制整備を支援。その他にも、サステナビリティ関連ビジョン策定支援、サステナビリティ情報開示支援、環境・社会デューデリジェンスなどに従事。2018年6月にTBMにジョイン。

目次

#1. 自分の市場価値を知るためだった転職サイト登録

どうして転職活動を始めたのですか?

羽鳥正直、転職する気は無かったのですが、コンサルティングファームで働き始めて2年半のタイミングで自分の市場価値を知りたくなったことが転職サイトのプロフィールを充実させ始めたきっかけです。その後、サイト経由で採用担当の増田くんから連絡をもらいました。サステナビリティ関連の記事でLIMEXが取り上げられていたのを見たことがあり、TBMのことは元々知っていたので、1回話を聞きたいなと純粋に思いました。

村上:転職する気はなかったんですか。それは驚きです。

転職する気ゼロからTBMに惹かれていったワケ

羽鳥:初めて面談で会った時も、「転職する気はないです。」と真っ先にお伝えしました。

村上:正直ですね。(笑)

羽鳥:でも、笹木さんや増田くんからTBMの話を聞いて、自分の中で熱く燃え上がるものを感じました。というのも、この企業フェーズで専任のサステナビリティ担当を探していて、ゼロからやれることが多く、自分で事業とサステナビリティの統合をドライブできる、と確信したからです。一般的にCSR/サステナビリティ担当って、会社が300名位の規模になったときに初めて専任者が置かれるケースが多いんです。TBMは現在本社機能だけでいえば50名弱の規模感にもかかわらず、専任者を探していました。サステナビリティがグローバルで重要視されている中で、このフェーズであっても企業としてこのポジションを重視している点に魅力を感じました。

あとは、自分の仕事がそのまま外に出るという所ですね。普通の企業であれば、上司がいて、その方のレビューを受けてからでないと対外的には何も出せない。そこに安心感を持つ一方、一種の甘えが出てしまっていると感じていました。もちろん、その過程の大事さを実感していますし、今も重要であると考えています。でも、環境が変わることで自分自身に無理やり責任を持たせ、新しいことに挑戦したいと思いました。

もちろん、この事業のコアに環境や社会への志があり、それが自分の志と合致していたこともTBMに強く惹かれた大きな理由でした。

村上:転職することに躊躇はありませんでしたか

羽鳥:今のタイミングのTBMじゃないと経験できない仕事があるなと強く感じました。自分と企業のライフステージがマッチしていたことも一つの理由です。今のキャリアステージで動いておくことで、自分のキャリアの自由度が上がるのではないか、という思いもあり転職することに躊躇はありませんでした。

#2. いま始めるからこそ価値がある、サステナビリティ

サステナビリティ専任者として実際にTBMで行なっていること

羽鳥:現状のサステナビリティ業務を分類すると、11領域に分かれます。

その中で一貫して大事なことは、長い目線で物事を捉えることです。一見すると緊急度は高くなくても、重要度が高い仕事にきちんと取り組み、早い段階でサステナビリティ領域を整理しておくことが必要だと考えています。それが、これから100年以上続いていくTBMの礎を強固にする、サステナビリティ戦略の核にもなっています。今回は大きく分けて3つの領域に分けて紹介します。

まずは、ミッションやビジョンがビジョナリーな言葉で示されているTBMにおいて、SDGsなどの国際的なサステナビリティ課題と事業を明確に紐付け、事業とミッション・ビジョンの橋渡しをすることが大切だと考えています。ベンチャー企業で、日々忙しく活動するTBMメンバーが、プラスチック汚染の問題や、気候変動問題といったグローバルチャレンジを正しく理解し、事業を推進していくための後押しをすることが自分の役割です。

2つ目は、製品の環境への負荷の算定です。原材料の調達から、製造、アップサイクルまでに、温室効果ガスをどの程度排出するか、水資源にどの程度の負荷をかけているか、を計っています。これをライフサイクルアセスメントというのですが、目下その更新を行っています。算定する理由は、二つあります。一つは、開発チームのメンバーに「この領域の環境負荷を下げたいのだが、この原材料やプロセスが環境負荷に響いているので、どうにかできないか検討して欲しい」ということを伝え、開発チームにインプットすること。また、対外的に、LIMEXの環境面の優位性を定量化して示す際にも活用しています。

3つ目として、自分たちが解決できる課題を、地域ごとに関心度や、進捗度を調べ、今後どこへどのようにTBMが進出していくべきなのか、どのような売り方をしていけば社会的インパクトと利益を最大化できるのかを検討しています。進出した時にどのようなプレイヤーと連携するのかについても日々考えています。

村上:前職ではどのようなことをされていたのか簡単に教えてください。

羽鳥:前職では企業や公官庁に対してサステナビリティ領域のコンサルをしていたのですが、環境領域だけではなく、人権等の社会的な領域も担当していました。サステナビリティと事業との接点を明確化し、その顧客にとって重要な課題を特定し、その最適な取り組み方法や社会的インパクトの測り方を考えていました。

サステナビリティに興味を持ち始めたきっかけ

村上:前職でもサステナビリティの領域に携わっていらっしゃったとのことですが、何故興味を持ち始めたのか教えてもらえますか。

羽鳥:幼少期から家族の影響もあり、「環境」という分野に興味を持っていました。しかし、その「興味」を「情熱」に変えた一番のきっかけは、大学生の時にニュージーランドで見た満点の星空でした。夜空を見上げたその瞬間に、感極まって涙があふれ、この景色を自分の子供にも見せたい、見せられるような環境であって欲しいと強く思ったのです。

サステナビリティとは”自分ゴトの範囲を拡げること”だと考えています。自分の身の周りで起こっていることだけでなく、地球の遠く離れた場所で起こっていることや、まだ見ぬ遠い未来の子供のことを、自分のことのように考えられるようになれれば、世界はより良くなると思います。

村上:自身で付けられた、サステナビリティ・アクセラレーターという役職の意図を教えてください。

羽鳥:イーロン・マスクの言葉が元になっています。

「サステナブル(持続可能)な社会は、いずれにせよ訪れる。サステナブルでないままに社会が進んだとしても、どこかのタイミングで人類はサステナブルな社会を作らなければならない。さもなくば文明が終わる。サステナブルな社会は遅かれ早かれ来るのだ。テスラのような会社の存在価値は、そのサステナブルな社会の到来をどれだけ早められるか、サステナブルな社会への移行をどれだけ加速させられるか、にある。」

という彼の言葉に強く共感しました。自分にとって重要なことは、サステナブルな社会への移行を加速し、将来に対する不安や日々感じる理不尽を可能な限りゼロに近づけることです。それが、より多くの人のしあわせに貢献することであり、その事実が自分の幸福度を高めてくれると考えています。常にこのことを忘れずに仕事をしたいという思いから、この役職名にしました。一般的に、役職とは与えられるものですが、私が所属するコーポレート・コミュニケーション本部長である笹木さんは、「自分の役職を定めることは、自分が何者かを問うことであり、表現することだ。そしてその責務を背負い活動することで、役職に恥じない行動につながる。」と考えています。そのため私自身が何をしたいのかを再度問い直し、このサステナビリティ・アクセラレーターという職を拝命しました。

#3. 1人ひとりが事業をドライブする責任感のある組織

村上:TBMの文化についてもお聞きしたいです。専任という立場から経営陣と直接やり取りをされることが多いかと思いますが、TBMの経営陣について若手の立場からどのようなことを考えますか

羽鳥:とにかくビジョナリーだと思います。社長や経営陣は熱く、こんなふうにしたいよねという目標に対する推進力や、夢を描く力が並外れています。もともと熱い人が多い中で、社長という大きな存在がいることで、「これをやる」と決めた時の会社が一丸となって動く力強さは随一だと思います。そのようなカルチャーがあるから、サステナビリティ担当を置こうとなった際も、満場一致で「いいね」となったのだと思います。

村上:「過去を活かして、未来を創る。100年後でも持続可能な循環型イノベーション」というTBMのミッションにもこの会社のビジョナリーさが表れていますよね。

村上:TBMの色はメンバーの熱さと仰っていましたが、具体的にどういう部分ですか?

羽鳥:自分たちの手で事業をドライブしているという感覚の強さが各メンバーを更に熱くしていると思います。そして、ビジョナリーさ。将来像が輝いています。自分も、目標や理想に向かって、常にワクワクしていたいという気持ちが強いので、カラーが合っているなと感じました。前職でも不満は全くありませんでしたが、新しいカルチャーでやるのもいいのかなと。

入社1ヶ月で海外出張、これがTBMの文化

村上:若手起用に積極的という印象ですが、どのような背景があると考えますか? 

羽鳥:Plug and Play主催のピッチイベントに招待いただき、入社わずか1ヶ月で、自分1人でアムステルダムに行かせてもらいました。Plug and Playとは、シリコンバレーに本拠地を置く、世界三大アクセラレーターの一つで、過去にGoogleやDropboxの様な世界的イノベーターもここから生まれたといわれている、権威あるアクセラレーターです。TBMは2016年にPlug and Playが運営するソーシャルインパクトアワードに選出頂いたこともあり、非常に密に連携させて頂いています。最近日本の渋谷にもPlug and Playが進出していますね。

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村上:入社1ヶ月という異例の早さでの会社を代表してのプレゼン、準備はかなり大変だったのではないですか。

羽鳥:入社1ヶ月で25歳の自分が抜擢されたことには、TBMの文化が顕著に表れていると思います。その機会があったからこそ、もっと会社のことを知り、会社の代表として堂々と話そうと奮起出来ました。TBMは、新メンバーにも会社のことを良く知ってもらいたいという思いと、社員を前に出そうという思い切りの良さのある会社だと思います。山﨑社長はグローバルで挑戦する機会を若い社員に積極的に作りたいと常々言っており、非常に有難く感じています。帰国後もオランダ大使館でのお食事にお呼び頂き、普通ではありえないような経験をさせて頂きました。

村上:それでは最後に、転職を考えている方にメッセージをお願いします。

羽鳥:仕事には、1日のうち少なくとも7~8時間を費やします。そこにパッションを感じられないことは、人生においてすごく勿体ないと思います。私は、自分の心が燃やせるか、という基準をすごく大切にしています。TBMでは、これがやりたいと手を挙げた時に、後押ししてくれる環境が整っていて、自分主導で物事を進められることにもやりがいを感じています。今までは、上司がいて誰かが最後は見てくれるという安心感から、突き詰め切れていないことがあり、自分の弱みだと思っていました。

しかし、「場が人を育てる」いう言葉があるように、TBMでは一生残る仕事を突き詰めてできる環境があります。自分自身が組織の中に埋もれてしまっていると感じている人、自分の内側に秘めているものはあるけれど、なかなか表現ができていない人にはオススメできる環境だと思います。
サステナブルな社会づくりに貢献したい方、自分で事業をドライブしたい方、是非TBMを一度訪れてみてください。

村上:羽鳥さん、今日は有難うございました。

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