「最高」のチームとは 【組織をつくるヒト vol.1】

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こんにちは。株式会社TBM コーポレート・コミュニケーション本部の増田です。当企画では、TBMの組織について知っていただくために、社員インタビューを行います!今回は、管理本部マネージャーを務める、浜重さんをお招きして話をお伺いしました。(2022年4月現在、管理本部 副本部長)

※所属や業務内容は、インタビュー当時のものです。

PROFILE
浜重真平/管理本部 経理・財務マネージャー
高知県出身。横浜国立大学を卒業後、新卒で大手電気機器メーカーに入社し、財務経理部にて決算関連業務に従事。その後、公認会計士資格を取得しPwCあらた監査法人に入所。PwCではグループ内で出向や転籍もあり、多岐に渡る業務に従事。あらた監査法人では監査業務や会計アドバイザリー業務、PwCコンサルティングでは、ビジネスプロセスの業務改善やシステム導入におけるPMO等、PwCアドバイザリーでは、事業再生やM&Aに係るFA、DD、PMIなどの業務に従事し、会計、業務プロセス、ファイナンスの力を身につける経験を積む。2017年、TBMに入社。

目次

#1.「最強で最高のチーム」を目指す、組織カルチャー

増田:今日はTBMを2年前から知る濱重さんに、TBMの組織、TBMパーソンの特徴などをお聞きできればと思います。早速ですが、TBMってどんな人が多いのでしょうか?

「『素直でいい人』が多い」

浜重:一言でいうと「素直でいい人」が多いですね。変に曲がったところがないと思います。TBMでは、メンバーとコミュニケーションをしていて嫌な気持ちになったり、モチベーションが下がったりすることはほとんどありませんね。また、年齢差に関係なく気を使わずにコミュニケーションが取れていると思います。

増田:「いい人が多い」って当たり前に見えて意外と少ないのかもしれませんね。TBMはインナースローガンに「最強で最高のチームになろう」というものがあります。”最強”のチームとは”目標・予算を達成し続ける”という意味ですが、”最高”のチームとはどのようなチームでしょうか?

浜重:TBMの目指す「最高のチーム」とは”仕事相手や仲間と感動し合えるチーム”のことです。例えば、誰かが何かミッションを達成した時に、同じ熱量を持って心から一緒に喜び合えるようなチームは「最高のチーム」だと思います。

「”感情移入”というキーワード」

増田:社長の山﨑は”感情移入”という言葉を多く使いますよね。”共感”はただ相手の考えや感覚に同調することですが、”感情移入”はさらに一歩踏み込んだ状態だと思います。山﨑は全ての物事に対して徹底的に”感情移入”をして意思決定、行動をされている印象です。浜重さんが考える山﨑社長のすごみは何でしょうか。

浜重:山﨑社長のすごさは本当に沢山あります。まず、Visionの壮大さとそれを伝える伝達力です。LIMEXの事業を通じて、本気で世の中を大きく変えるような挑戦をしようとしているので、トップが揺るぎないメッセージを発信し続けてくれていることはTBMにとって大きな柱になっていると思います。ベンチャー企業で働いていると日々の業務量の多さに忙殺されて、足元しか見えず、「このままで良いのだろうか、本当に大丈夫なのだろうか」と不安になることがあると思います。でも、山﨑社長がいるとそのような不安を打ち返してくれるという信頼感があります。

#2.「感謝」と「謙虚さ」が会社も、人も成長させる

増田:TBMはMissonやCREDOを早期から入念に作り込んでいます。企業理念はいわば「社長の遺言書」とも例えられますが、山﨑社長はどのような組織を創りたいと考えていると思いますか?

浜重:山﨑社長は「感謝」や「謙虚さ」を本当に大切にしています。今のTBMの事業は国内外含めて多くの外部関係者の方々から多大な期待をいただいており、その中で、地球規模の挑戦に向かって仲間とチャレンジ出来ていることに対する感謝の心を、どれだけ素直に持てているかが重要です。社員全員が同じ様に「感謝」や「謙虚さ」を持っている組織にしたいと考えているのではないでしょうか。

今までの私の考えではビジネスは合理性が最重要と考えてきました。当然それは大事なのですが、でもビジネスはそれだけではないように思います。山﨑社長は人の心理や考え方に常に気を配り、人の一回りも二回りも先を考えており、短絡的に物事を見ない懐の深さを感じることがよくあります。いろんな要素が絡み合ってビジネスが回るタイミングを感じることがあります。取引先はもちろん、社員のことも常に考えている。「この人はこんなこと考えてるんじゃないか、こんなことしたいんじゃないか」と、ポジティブとネガティブの両側面を思考できる人だと思います。

増田:山﨑社長と一緒に行動していて、社会人としての考え方やスタンスで大きく変化した点はありますか?

浜重:コンサル時代はクライアントの業績が伸びたり、課題を解決したりすることが自分たちの喜びであり、成果でした。でも自分の会社のために思い切りコミットしてやってみたいと感じるようになってきて、コンサル業務では物足りなさを感じるようになったので、事業会社、TBMに入社しました。感動や喜びを当事者として、自分ゴトとして話せるようになってきたと感じます。語る目線に変化が生まれたことは自分の社会人人生の中で大きな出来事だと思います。

#3. 企業理念を浸透させる「Bridge Meeting」

「組織創りの難しさを実感」

増田:浜重さんは、理念浸透のためのプロジェクト、「Bridge Meeting」のメンバーとして携わっていますよね。

浜重:はい。目標を達成する組織を創るための施策を考え、実行しています。各部署から横断的にリーダークラスが中心となり8人程でプロジェクトチームを発足しています。任期制で、数ヶ月に一度メンバーのシャッフルを行なっています。

増田:実際にBridge Meetingはどうですか?うまく機能していますか?

浜重:楽しみながら取り組ませてもらっています。正直、今までは自分自身はどちらかというとドライな人間で、個人主義的な考え方をしてきた方だと思っていましたので、今このような経験ができることにとても面白みを感じています。ただ同時に、組織創りの難しさを実感しています。組織をよくするためのアイデアを出すことは出来ても、それを全社で根付かせていくのは非常に難しいです。

増田:アイデアを自社に適した形で実践し、当たり前の文化にしていくことは難しく、更に時間もかかる取り組みですね。実際にこれまでどのような活動をされてきましたか?

「組織が組織らしく回り始めた」

浜重:これまで”Bridge for Team”という社内研修や1on1などを実施してきました。Bridge Meetingが発足したのは2017年10月頃ですが、最初はひたすら全社にBridge Meetingからのメールを送ったりしていましたね。紆余曲折はありますが、進化していると思います。

増田:Bridge Meetingを開始して約1年半が経過します。どの様な変化が生まれましたか?

浜重:Bridge Meetingが始まる前のTBMは正直、組織として機能していなかった事も多かったように感じます。退職者が多い時期もありました。Bridge Meetingが発足されたことで、徐々に社内での情報共有や、コミュニケーションが円滑に行われる様になり、組織が組織らしく回り始めたと思います。Bridge Meetingの存在意義は大きいのではないでしょうか。

「全体最適を考えた組織活性化」

増田:この種のプロジェクトは普通、人事部などが行うことが多いように感じますが、TBMのBridge Meetingは、各本部からメンバーを集めていますよね。そのメリットは何だと思われますか?

浜重:必然的にクロスの関係が生まれることではないでしょうか。大企業のようにセクショナリズムがない分、他の部署の現状把握ができたりする。すると部分最適ではなく、全体最適を捉えやすいと感じています。全体最適を考えた組織活性化につながっているのではないかと思います。

増田:Bridge Meetingに参加したことで、浜重さんが所属する管理本部にも影響はありましたか?

浜重:いい影響があったと感じています。実際、前職時代に組織文化のことを真剣に話すことはほとんどありませんでした。年に一回のオールスタッフMTGと呼ばれる場で話すくらいだったので。そんな状態だと入社前後のモチベーションや経営者と現場の意識など当然ギャップも生まれますよね。

増田:Bridge Meetingの活動にゴールはあるのでしょうか。

浜重:終わりなき旅で、ずっと必要だと思います。TBMはこれからどんどん成長していくので、組織体制が複雑化して、人が増えることでさらに難易度を増していくかもしれないですね。

「組織を創れるというのが醍醐味」

増田:TBMは2019年、組織を急拡大していきます。50名、100名の壁とよく言われますがどのような取り組みが必要でしょうか。

浜重:”Credo”を会社の全員に浸透させ、同じ価値基準の元、行動する事が必要なのではないしょうか。組織として文化を創っていきたいと思っている人も多いし、このくらいの規模で組織を創れるというのが醍醐味でもあると思います。大きな組織だと声をあげてもなかなか伝わらないと思われがちですが、今のTBMは自分の意見を聞き入れてくれやすい土壌が整っている様に思います。

増田:今のタイミングで”Credo”を浸透させ、組織の価値基準を共通にすることが、将来組織が拡大した時に企業の組織力に直結すると思います。少し話は変わりますが、社外の方と接する中でTBMに対してどのような視線を感じますか。

#4. 仕事で「涙」するほどの感動を得られるか

「不甲斐なさを感じて悔しくて、涙」

浜重:ビジネスの将来性に関する期待値は非常に高い評価を受けているように思います。また、有難いことに会社のカルチャーを好きと言ってくれる外部の方は多いです。TBMでは、ご来社頂いたお客様に対して感謝の気持ちを込めて、全員立って挨拶をします。またメールに込める熱量一つ取ってもそうです。事業を進める上で、外部の会社の方々がここまでしてくれるのかと感じる時があります。ビジネスなので何かを選択し、何かを捨てなければいけない時が往々にしてある。でも、そんな状況だとしても必ず他の企業も大切にし、感謝し続けないといけない。0か100の話ではなく人間味のあるコミュニケーションをしなければいけないと思っています。つい先日、お打合せをした外部の方に「事業もすごく魅力的に感じるが、そこに働いている人たちの魅力があって成り立っているのだと感じた」というお言葉を頂き、非常に嬉しかったですね。事業は人が創るもの、人が魅力づけをしていくものだと思います。

増田:嬉しいエピソードですね!ところでTBMの人は涙もろい人が多いですよね。浜重さんは過去、仕事を通じて泣いたことはありますか?

浜重:実はつい先日、クライアントとの重要な打合せでプレゼンを聞きながら涙を堪えていました。その後、山﨑社長と執行役員の笹木さんと一緒に涙をしましたね。今までにない不思議な経験です。

増田:どんなシチュエーションだったのか非常に気になりますね・・・

浜重:自分の不甲斐なさを感じて悔しくて、涙してしまいそうなことは多くあります。まだまだ修行が足りません。最近は山﨑社長とのコミュニケーションも多いですが、山﨑社長の言葉は厳しくもあたたかいので沁みます。(笑)

「外から見て、大切にしたいと思われる会社」

浜重:「外から見て、大切にしたいと思われるような会社」にしたいですね。事業だけでなく、TBMで働く人を見て、そう思ってもらえるような会社にしたい。まだ先の話ですけど、TBMが今後益々大きくなった時に、TBMの卒業生はみんなかっこいいと思えるような組織・人にできていればと思います。

単純に1+1の計算では達成できないことをTBMは成し遂げようとしていますから、どれだけ組織面から化学反応を起こしていけるかが事業をドライブする上で大事だと思います。

増田:ありがとうございます。組織の創業メンバーとして、会社を自分ゴト化して組織づくりを推進させて頂ければと思います。今日はありがとうございました!

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