後編|サステナビリティ社内浸透施策を公開!組織拡大と自分ゴト化を両立する研究会とは

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※前編を読んでから後編に進んでもらうことをオススメします!

後編となる本記事では、実際にサステナビリティ研究会で行った内容とそこから生まれたアウトプットを紹介していきます!

※所属や業務内容は、インタビュー当時のものです。

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前編|サステナビリティ社内浸透施策を公開!組織拡大と自分ゴト化を両立する研究会とは こんにちは!サステナビリティチーム マネージャーの羽鳥です。今回は、社内でのサステナビリティ浸透施策の1つである「サステナビリティ研究会」を発足するに至ったき...
目次

#1. サステナビリティの概念を再認識し、サステナブルなプロダクトを考えるインプット編

ーサステナビリティの概念理解〜TBMで実践可能なアイデアブレスト

まず第1回では、サステナビリティの語源を皮切りに、人によって大きく異なるサステナビリティの概念を少しずつ噛み砕きました。ワークとしては、2030年/2050年/2100年のときの自分・家族の年齢を書き出し、そのとき世界はどんなふうになっているか/なっていてほしいか、その世界でどんな企業や商品が生まれているか、未来を想像する時間を用意。
普段はかなり情報量が多い資料を作ることが多い私たちサステナビリティチームですが、研究会では親しみやすさを意識しました!

第2回では、自分たちがモノづくりベンチャーであることを踏まえ、「サステナブルなモノ・プロダクト」について学び、考える時間を設けました。事前ワークとして、「どんな会社のどんな商品がサステナブルだと思いますか?」という問いを用意し、「ここがサステナブル!」と思うポイントと「TBMでもこんなことができるかも」というアイデアを各自でまとめてもらい、研究会の中で発表してもらいました。
BtoBも含め、中途メンバーが多いTBMならではの幅広い業界・企業からの事例が集まっただけでなく、「ここがサステナブル!」というポイントについて議論する中で、「この人はこのポイントを重視するのか!」といった気づきが沢山ありました。
会話の中で、「おじいちゃんがくれたセーターをアレンジして着ている」というメンバーのコメントに、みんなが一斉に「それめっちゃいいね!!」と言った瞬間が最も印象に残っています。

#2. サステナビリティを日々の業務と紐づけ、新たな活動に繋げるための思索編

第3回以降は、日々の業務をどう変革すべきかという視点で、みなさんと一緒に活動テーマを考え始めました。それができたら、そもそもサステナビリティ研究会を開く必要がないのですが、いざやろうとすると、各メンバーの業務理解に時間がかかってしまい、思ったような道筋はすぐには描けず…。日々の業務と紐付けることの難しさを痛感しました。
「それでもなんとかカタチにしよう」と粘ってくれるメンバーたちとともに、悩みながら少しずつアイデアを具体化。とくに、複数メンバーが参加してくれたSCMチームを中心に、少しずつアウトプットに向けた道筋が見えはじめ、嬉しく思ったことを覚えています。

#3. 社外を巻き込んだ取り組みも誕生!実際のアウトプットとは?

複数チームがアウトプットを出してくれましたが、まずは物流を司るSCMチームのメンバーによる成果を紹介します。SCMチームは、もっと正確かつ自動で物流に関わるCO2排出量を見える化したい、というパッションを持って取り組みを推進。社内で日々運用している物流管理のためのSpreadsheetに新しい列を追加して、Google Mapsと連携することで距離を自動算出したり、サステナビリティチームでは思いもよらなかったようなツールを駆使して施策へと昇華してくれました。研究会終了後も取り組みを継続し、社外を巻き込みハコベルさんとの取り組みにまでしてくれたことは、研究会にとっても大きな成功体験です。(更に詳しく知りたい方はLOGI-EVOさんの記事をご覧ください!)
他にも、自らの業績評価を直接的に環境影響低減につなげるためのKPIを考えたり、外部講師を招いてSCMチーム全体でサステナブルな調達について考えたりと、非常に幅広い施策へと落とし込まれていきました。

営業チームとはこれまでもかなり密に連携してきたつもりでしたが、研究会での会話を通じて、いくつも新たな課題を拾い上げることができました。例えば、これまでサステナビリティチームから提供してきた情報が「直販」を意識したものであったところ、「代理店販売」も増えてきていることを知り、新たなフォーマットでのツール作成を共に行いました。

また、業務ではないのですが、サステナブルファッションを誰よりも身に着け始めたメンバーが生まれたことは印象的です!「これまではあまり気にしていなかったんだけど…」というメンバーの目に見える変化はやっぱり嬉しいです(買いすぎには要注意ですが)。

#4. 参加者の90%が「他のメンバーにも勧めたい」と回答!研究会の感想

ーサステナビリティ研究会を実施してみて、生まれた変化と感想

変化としては、とにかくサステナビリティに対する感度が高くなりました。TBMメンバーは、一般的な水準で考えると、サステナビリティに対する感度が高いと思います。でも、サステナビリティに関連する多様な視点を互いに交換し合うことで、更にアンテナの感度が高くなった、という声が多く聞かれました。また、組織が拡大する中で、他のチームのメンバーとの交流がシンプルに楽しかった、という声も。
終了後のアンケートでは、90%の方が他のメンバーにも勧めたいと回答。他方、満足の行くアウトプットまで辿り着けなかった悔しさをにじませるメンバーも。サステナビリティチームとしても、もっとパワーアップを目指していきたいと感じました。

ー全社のサステナビリティにおける自分ゴト化が進み、Awardの受賞へ

20名超のメンバーが忙しいスケジュールの合間を縫って参加してくれた事自体がとても嬉しかった、というのが正直な気持ちです。いろいろな情報を提供したり、アウトプットの形を一緒に模索しながら、メンバーと会話を重ねることで、圧倒的に会社全体の自分ゴト化が進んだと感じています。
また、TBMで四半期ごとに行っているAwardにて、この研究会の活動を通じて、サステナビリティチームはCompass賞*を受賞させていただきました。チームのミッション実現に向けて多様なメンバーを巻き込んだこと、手探りながら粘り強く伴走したことをご評価いただきましたが、実際は参加してくださったメンバーの皆さん、そして快く送り出してくださった在籍チームの皆さんのおかげだと思っています。
*Compass賞:四半期でもっともTBM CompassのValuesを体現していた人に贈られる賞。

#5. より濃密に、参加しやすく!サステナビリティ研究会、第2期がスタート

第1期の経験を踏まえ、2021年10月に始動した第2期では、以下3つのポイントをアップデートしてスタートしています。

  1. 期間を短く密度濃いプログラムへ
    第1期は6ヶ月間という長期間に渡って活動を行いました。接する期間が長かったことが関係構築にはポジティブに働いたと思う一方、プログラム自体はどうしても途中で緩んでしまう部分があったと感じました。第2期は3ヶ月間に期間を絞り、その分、MTGの頻度を2倍に上げて取り組み始めています。
  2. インプット完了後にアウトプットパートの参加を再度確認
    第1期では、全員に何かしらのアウトプットを求めながら6ヶ月間活動しましたが、どうしてもチームや会社の現状にマッチするテーマが出てこないケースもありました。そこで、第2期では、インプットフェーズ終了後、もう一度希望を取り、アウトプットづくりに取り組むメンバーを絞り込むことにしました。
  3. 昼の部と夜の部の選択制
    メンバーによって、時間が取れる時間帯が大きく異なる、ということも大きな気づきでした。営業メンバーは日中に商談がある一方、子育て中のメンバーは日中の方が時間が取れる、など、当たり前ですが、実際にやってみないと気がつけないことがありました。第2期では、昼の部と夜の部を分けて、開催するなど、誰でも参加しやすい研究会づくりを図っています。

サステナビリティチームのミッション、「サステナビリティをアタリマエにする」を実現するために、やりたいこと、やるべきことがたくさんありますが、まだ仲間が足りていません。TBM Compassと、サステナビリティチームのミッションに共感し、一緒に挑戦したいと思う仲間を募集していますので、ぜひ興味のある方は以下よりご連絡ください!

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