博士課程、大手化学メーカーを経てTBMへ!入社当時から現在に至るまでの研究開発チームの進化とは。

2021 11/11

北海道大学大学院の博士課程を修了し、三井化学株式会社の研究開発部門を経て2018年4月にTBMへジョインした多田さんにインタビューを行いました!
開発・生産本部にて、新素材LIMEXの研究開発から、海外メーカーへの技術サポート、生産部門と連携した多賀城工場の立ち上げ など、幅広い役割を担った後、2021年8月に営業本部へ異動し、新たなミッションにチャレンジをしています。

TBMへジョインした理由や、入社当時から現在に至る東京ラボの研究開発チームの進化、研究開発での経験を活かして営業でどのように挑戦していきたいのかなど、お話ししていただきました!

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目次

#1. 「世界中の恵まれない人たちに貢献したい」TBMへジョインした理由

ー まず初めに、2021年8月から営業本部で活躍している多田さんですが、以前所属されていた開発・生産本部としてはどんなミッションを担っていたのか教えてください。

研究開発を担当するとともに、お客様のニーズにスピーディーに応えるため、営業と開発を繋ぐ「リエゾン」という役割も担っていました。
研究開発としての具体的な業務は、多賀城工場の量産試作として材料の組成や成形条件の確立、海外のコンパウンドメーカーとライセンス契約を締結するにあたっての技術面でのサポート、東京ラボの機械をさらに活用するための研究、新しい樹脂を用いた素材研究などを行っていました。

ー 次に学生時代と前職について教えていただけますか?

学生時代は、北海道大学にて光を使った計測器の開発と、それを使ってポリマーの動きを計測・観察する研究を行っていました。大学院卒業後は、2016年に三井化学株式会社の研究開発部門に入社し、機能性オレフィン樹脂(汚れが付きにくいことを求められる食品容器などに使用される樹脂)の次世代版をつくろうと材料開発から用途開発、営業と同行する技術サポートも経験しました。また、自分の上司に「オレフィンといえばこの人」というようなスペシャリストもいて仕事はとても充実していました。

ー ファーストキャリアで大手企業に入社し、充実感もある中でなぜ転職を考えたのでしょうか?

一番の理由は「世界中の恵まれない人たちに貢献したい」という思いが強かったことです。学生時代に東南アジアで物乞いをする子供たちを目の当たりにしたとき、この子たちは「明日をどう生き抜くか」しか考えられないのではと思いました。一方で、私は「人生で大きなことを成し遂げたい」という野望を持って生きていて、そのギャップにショックを受け、いつか恵まれない子供たちが大きな夢を持てるような貢献をしたいと思うようになりました。
前職で働く中でもこの思いは持ち続けていて、そのような人たちに喜んでもらえる仕事をしたいと、前職の上司に相談したことがあります。しかし、ビジネスの対象が全く異なっていたために直接的には難しいと言われ、いつか転職しようと考えていました。

ー TBMへの転職にはどのような決意があったのでしょうか?

2018年、当時のTBMはホームページに製品情報がほとんど載っていない状況かつ、前職の上司がオレフィンのプロフェッショナルだったこともあり、このタイミングで転職すべきなのか悩みました。しかし、面接で会った本部長やマネージャーから、できていることとできていないことを正直に話してもらえたこと、TBMのやっていることがまさに自分のやりたいことだと思えたことから、「思い立ったが吉日だ!」と決意を固めました。
LIMEXは世界に豊富に存在する石灰石が主原料で、製造にほとんど水を使用しないため、様々な地域で作ることができます。LIMEXを世界に広げていけば、発展途上国での雇用創出に繋がる仕事ができると考え、TBMへの転職を決めました。

また、最終面接にて代表取締役 CEOの山﨑から「進みたい未来へ、橋を架ける」というミッションやサステナビリティ革命への本気が伝わってきて、より胸が熱くなったことを今でも覚えています。

#2. ベンチャー企業の研究開発拠点、3年半のリアルな変化

ー ここからは、開発チームの活動拠点である東京ラボについて伺っていきたいと思います。多田さんがTBMへジョインした2018年4月頃はどのような状況だったのでしょうか?

入社後約1週間はお台場にあるラボで活動しており、研究開発のメンバーは10人前後。機械も開発プロセスもまだまだ整っていない状況でした。その後、NEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)からの補助金もあり、多くの機械が導入されました。また、開発・生産本部の本部長を務める水野のジョインにより開発プロセスの明確な定量化や、仕組みづくりが急激に進んでいきました。2021年現在では、スタートアップとは思えないような、素材の研究、製造、評価に関する多様な設備が揃っています。

ー 約3年半の中でどんどん進化していったんですね!この半年間で10人以上の新しいメンバーが東京ラボにジョインしましたよね!研究開発チームとしての変化を教えてください。

メーカーの取締役として活躍していたマネージャーや、無機材料を専門に研究してきたメンバーなど、様々な分野の専門性を持った人が加わってきて、研究開発チーム全体がパワーアップしていると感じています。チームの運営としては、毎週行なっているチームミーティングで悩み事を共有し、他メンバーから多様な角度での助言をもらうことがます。また、ラボの日常の中では、誰かが研究に関する話をしていると、違うメンバーが参加するスモールミーティングがより活発になってきたと感じました。
これまでは1人ひとりが幅広い範囲で研究開発案件を担当していましたが、人数が増えたことで、自分の専門分野に専念できる状態になりつつあります。TBMの研究開発メンバーは、自分のバッグラウンドを活かし、やりたいことが明確にあってジョインしてきている方が多いため、今後さらに新しい研究が大きく進んでいくのではないかと思います。

#3.  研究開発の経験を活かし、営業本部での新たな挑戦へ!

ー 今までの研究者としての経験を踏まえて、営業本部でどのように挑戦していきたいと考えていますか?

材料の選定に加えて、成形メーカーでの試作テストの経験を活かし、技術面からLIMEXの価値を分かりやすく伝えていきたいと考えています。
以前は開発側に軸足を置いてリエゾンの役割を担っていましたが、今後は営業としてお客様の具体的なニーズを引き出し、開発に繋げています。例えば「蓋を硬くしたい」とお客様に要望いただいた際に、熱を加えた時に硬くしたいのか、通常時に硬くしたいのかなど具体的なニーズを引き出し、開発チームや成形メーカーとスムーズに連携しながら、そのニーズにスピーディーに応えることを目指しています。

実は、開発・生産本部にいる時から、いつか営業本部に移り、自分で開発した製品を自ら売り歩いてみたいと考えていました。営業本部での挑戦はまだ始まったばかりですが、TBMでの新しいキャリアを自ら切り拓いていきます!

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