再生可能エネルギー100%の電力へ!
裏側のストーリーを大公開!

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※所属や業務内容は、インタビュー当時のものです。

目次

#1. 再生可能エネルギーの電力への転換

2020年8月1日、TBMの白石工場(宮城県・白石市)で使われる電力は100%再生可能エネルギーに変わります。

白石工場は、2015年2月の完成以降、パイロットプラントとして私たちのLIMEXシートを育て上げ、世に送り出してきました。TBMのような研究開発型のものづくりベンチャー企業にとって、この白石工場はゼロからイチを生み出した、神殿のようなものです。この白石工場が2020年8月1日から再生可能エネルギーによって支えられることになります。

2019年の実績に基づけば、白石工場で消費している電力は、TBMの年間消費電力量の約94%に相当します。この全量を、今回のパートナーである自然電力が提供する「自然電力のでんき」SE100プランへと切り替え、実質「100%再生可能エネルギー由来」「CO2排出係数ゼロ」の電力での操業を開始します。TBMの操業におけるCO2の排出量は年間約888t削減され、LIMEX製品をご採用いただいているお客様のサプライチェーンでのCO2排出量削減へ貢献できます。

この度の実質「100%再生可能エネルギー」「CO2排出係数ゼロ」の電力は、「非化石証書(再エネ指定)」などの環境価値を購入することで実現します。また、電気代の約0.5%は、一般社団法人自然基金のスキームにより、自然エネルギー発電所を増やすために使われます。

プレスリリースはコチラ>>>

#2. 転換に込められた想い

再生可能エネルギーの電力への転換をリードした、サステナビリティ・アクセラレーターの羽鳥をインタビューしました。

ーいつから再生可能エネルギーの電力への転換を考えていたんですか?

2018年6月に入社して以来の、念願でした。持続可能な社会づくりに取り組む企業として、再生可能エネルギーが「アタリマエ」になる前になんとしても成し遂げたいと思っていました。ついにその想いを成就させられることが、本当に嬉しいです。

ー再エネ導入が決まった取締役会の後、本当に嬉しそうにしていましたね!他の方の反応はどうですか?

月次のSame Boat Meeting*でこのことを報告したときには、メンバーも非常に喜んでくれていました。いつもお世話になっているお客様やパートナーの皆さんからも、非常にポジティブな反応をいただけています。
*TBMでは全社での事業進捗会議をSame Boat Meetingと呼んでいます。

社内に唯一のサステナビリティ専任者として入社して以来、最も会社に貢献できていると感じた仕事です。

ー自分が掲げて取り組んだ仕事が周りにも認められた瞬間ですね。与えられた仕事ではなく、自分で仕事を作っていく、ベンチャーの醍醐味のような仕事だったのではないかと思います。馬力を持って導入に向けて検討を進められたのはなぜでしょう?

実は、昨年サステナビリティチームでインターンシップをしてくれた高校生と大学生のメンバーがくれた刺激が、自分を突き動かす原動力の一つになっていました。というのも、若い二人がサマーインターンを終えて、TBMを卒業するときに発表してもらったTBMへの提案で、「再生可能エネルギーを導入するべき!」と強く言ってくれたんですよね。

そのときに、「あ、そうだ。これをしなかったらサステナビリティ専任者がいる意味がない。」と、自分の中の火が一層大きくなったんです。

#3. 切り替えコストを乗り越え、再エネ100%導入を実現

ー再エネへの切り替えで難しかったことはありますか?

ずばり、コストです。

私達は「エコロジーとエコノミーの両立」を掲げています。いくら環境に配慮した商品を作ったとしても、価格が高くて普及しない商品では、世界に大きなインパクトは与えられない、と考えています。

そして、アクティビティ発表会*などで、工場のメンバーをはじめ、開発・生産本部のメンバーが必死にコスト削減に取り組んでくれていることを目の当たりにしているので、1円でも安く再生可能エネルギー導入を実現しなければ、という想いがありました。

* 1年間取り組んできた白石工場でのコスト削減施策について、発表する会。

ーどうやってコストの壁を乗り越えたんでしょうか?

今回の転換に向けた提案は、2019年から何度も複数の会社さんにお願いしました。何度も再提案をお願いして、正直、厄介なお客さんになっていたかも、と思います。

でも、メーカーとして譲れない部分をお伝えしつつ、自分たちの電力の使い方も見直すことで、今回の意思決定に繋がりました。再エネ30%から始める、という選択肢もある中で、経営陣が「100%で行こう!」と言ってくれたことも非常に大きかったです。

#4. 今後の展開

ー今後は再エネについてどんなことを考えているんでしょう?

2025年までに国内事業所で再生可能エネルギー電力100%を目指しています。

今回は、電力メニューの変更、という方法ですが、他にも再エネを導入する方法はあるので、TBMにとってベストな方法をこれからも模索したいと思っています。

あと、これは完全に個人的な野望ですが、TBMのメンバー全員が自宅でも再生可能エネルギーで暮らすようになってほしいです!

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