プラ業界で30年働き、感じたジレンマ。
だからこそプラ業界に貢献できるTBMを選んだ。

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こんにちは。株式会社TBM管理本部の浜重です。当企画では、TBMで働く人たちを知って頂くために、社員インタビューを行います!今回は中途採用でTBMへ2019年5月にジョインし、開発、SCM、海外プロジェクトで活躍している川上敦さんをご紹介します!(2022年2月以降、SCM本部 本部長)

※所属や業務内容は、インタビュー当時のものです。

目次

#1. プラスチックのプロフェッショナルとして


前職は富士通グループの中でプラスチックの射出成形を取り扱う会社に在職していました。
入社当初からPMMA(アクリル樹脂)やPC(ポリカーボネート)などの透明な樹脂を用いて、LEDの点光源を面光源に変える導光体を開発し、パソコンや携帯電話などに使用するバックライトを製造してきました。
その事業は部品単体からアッセンブリ製品に広がり、射出成形だけではなく、シルク印刷、塗装、接着、溶着、シートの製造、裁断加工、板金加工、レーザー加工、更には自動化が進むに連れ、CNC加工、6軸の多関節ロボット、双腕ロボットなど様々は複合した加工手法を取り入れる業務に従事してきました。

また携わった事業がグローバル化していくに連れて、台湾、韓国、中国と現地合弁会社を設立し、0⇨1の立ち上げに携わり、現地での事業展開に注力していきました。気がつくと既に新卒入社から30年の年月が経っていました。

#2. プラスチック業界で感じたジレンマ、出会ったLIMEX

前職の時に、私の元にLIMEXの成形試作の依頼が来たのがきっかけです。最初はただの材料試作だと思いました。ただよくよく聞いてみると、射出成形機では出来るけれどプラスチックではないと聞きました。

”この素材はなにで出来ているの?”と聞き返したところ、”それは石灰石から出来ている素材です”と。

ここ数年プラスチック規制の動きは世界で急速に加速しています。ただプラスチック業界に身を置いて、プラスチックの規制を進める事自体が、自分達の事業を縮小する方向になりかねないというジレンマもありながら、プラスチック使用量削減や再生材の活用に取組んできました。そんな中で出会ったLIMEXを世の中に広めていくことが、プラスチック問題に貢献出来る。その業務に関われることは素晴らしいし、ワクワク出来ると思ってTBMに飛び込む決断をしました。

#3. グローバル展開のために、”効率的に製造し、物流する”というミッションを担うSCMチーム

海外での使い捨てプラスチック使用の規制や、マテリアルリサイクルの推進からも、LIMEXは日本国内には留まらず、全世界で求められています。そのLIMEXを”日本で生産し国外へ輸出する”モデルでは、環境負荷やコストの観点からもメリットがあるとは言えません。

世界各国に埋蔵されている石灰石。地産地消の石灰石を使って、近くでつくり、近くで消費する。これが一番QCD(Quality:品質、Cost:コスト、Delivery:納期)の観点から判断しても優位性があります。そのためにも、当社のSCMチームは、”効率的に製造し物流する”ことを目指しています。

河南省プロジェクトにて

#4. TBMに転職して感じたギャップ、TBMならではの魅力

一番のギャップは何においても判断が早いこと、逆に早く判断をしないと取り残されてしまうことです。TBMはまだまだベンチャー企業であることには変わりありません。ただし売上規模や社員数は年々拡大しており、その拡大路線を突き進むには、これまでの時間軸の概念を、リセットしなければなりません。

12月のことを”師走”といいますよね。お経をあげるために師僧が東西を馳せ走るからともいわれていますが、TBMはまさに毎月が”師走”のような感覚です。

#5. 開発・生産本部、そしてSCMチームで活躍するのはどんな人か

開発・生産本部に限らず、どの部署にも共通することは、TBMで活躍する人は、何事に対してもポジティブで、いろんなことに興味を持ち、全力で立ち向かえる人、と自分自身で思っています。今の自分のポジションに満足出来ずにいるならば、ぜひともTBMの扉を叩いてみて欲しいです。

#6. これからの展望

コロナ禍が収束を迎えつつある昨今、ソーシャルディスタンスが求められ、物の使い回しを懸念する動きがあるとはいえ、限りある資源を垂れ流す様に使って良いということにはなりません。むしろコロナ禍が収まった後は、地球環境に対する意識はより高くなっていくと言われています。LIMEXはその状況を打開できる素材であることは間違いないと思っています。LIMEXを様々な製品に活用し、地球への環境負荷をできる限り低減していくことが、TBMの使命であると考えています。そのために何が出来るのか、何を皆さんに供給できるのか、よく考えていきたいと思っています。

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